【放置していない?】時給アップの根拠を作る就業条件明示書の使い方

【放置していない?】時給アップの根拠を作る就業条件明示書の使い方 働き方全般

こんにちは。ひろりん(@hiroringuide)です。

お仕事はやりがいも大事。でも、お金も大切です。
お給料、時給はダイレクトに生活やモチベーションにも関わります。

しかし、頼まれる仕事を断らずに、前向きに頑張っていても
お給料、時給は簡単には増えません。
作業量ばかり増えて、悶々とした気持ちでは仕事もつらいです。

そこで、私も友達から教えてもらった
就業条件明示書の業務内容欄を使った、
時給を上げるコツを紹介します。

この書類、もらったはいいけれどそのまま放置していませんか?
私もそうでした。もらったら、もらったまま。
一年以上放置していました。

しかし友達にこの方法を教えてもらって、
まさかそんなことがあるなんて! とびっくり。
忠実に友達から教えてもらったことを実践して、
無事に?時給アップも叶いました。
なのでその方法をシェアしたいと思います。

契約書なんて難しそう。あまり見ていないわ、という方、
その書類を見ながらこのブログを読むのがおすすめです。

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そもそも就業条件明示書とは

【放置していない?】時給アップの根拠を作る就業条件明示書の使い方

みなさんが働く前に必ず受け取っている書類に
就業条件明示書というものがあります。

これは、誰かを雇用した場合、

労働基準法第15条第1項には、「使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。」と規定されています。
厚生労働省ホームページ

したがって、派遣会社の場合、派遣社員と契約を結ぶときに必ず作成しなければならない書類です。

その中の項目に、
1. (3)就業の場所及び従業すべき業務に関する事項
というものがあります。
ここを現状と一致させることが今回のブログの目的であり、
それが時給アップの交渉の材料になります。

業務内容と実際の仕事は本当に同じ?

就業条件明示書

たいていの方が、
上記内容の見本のようにざっくりとした内容かなと思います。
見本(くわしくはこちら。厚生労働省HP就業条件明示書見本PDFが開きます)

事務作業
資料作成業務
電話対応
備品管理 など

私の場合、
エクセル・VBAによるシステム改修業務 でした。

しかし、仕事が慣れていくと、
次第に様々な部分で頼られることが出てきます。
たいていは記載内容の物事の範囲内のことだと思いますが、
全くの範囲外のことをすることになります。

私の場合、システム改修だけでなく、
・社員向けにパソコンを教えてあげてほしい。
・社内プロジェクトに入って業務改善をお願いしたい など。
当初のシステム改修からとは程遠い内容でした。

本来は派遣会社を通して、
こういった依頼が来るそうなのですが、
実際はダイレクトに依頼が来ることが多いと思います。

当然、労働者にはその業務を断る権利があります。
しかし、たいていは断らないでその業務を行うことが多いです。

すると、就業条件明示書に記載している内容と、
実際に作業していることに違いが生まれます。

その結果、自分は作業が増えているのに、
就業条件明示書の業務内容は増えていない。
業務内容が増えた証拠もないので、

時給アップもない。

ことになります。なんともったいないですね!

ここを正しくする記載することで、
業務が増える→業務内容を追記→それをもとに時給交渉→時給アップ可能に
が可能になってきます。
(※必ず時給アップになるとは限りません。しかし、可能性は上がるそうです)

仕事が増えたら業務内容の追記を依頼しよう

タイミングとしては、その仕事を依頼されたときに、
派遣会社に伝えておきます。

「○○という仕事を依頼されたので、その仕事を新たに行っています。
なので、それを業務内容に記載できませんか?」 と伝えます。

本来の業務内容とは異なるのであれば、
就業条件明示書に書いてもらうのが労働基準法的に正しいので、
ここは全く遠慮いりません。

その仕事が本来の業務内容の範疇に入るかどうか分からない場合も、
必ず伝えましょう。派遣会社側で判断してもらえます。

書いてもらうメリット

自分自身・派遣元・派遣会社と共通認識が持てる

あとで、そんなの知らなかった!把握していなかった!という
認識の違いからくるトラブルを事前に防ぐことができます。

業務量を把握してもらうことができる

仕事量が多すぎる、少なすぎる、残業が多すぎる、といった
日ごろの作業量を知ってもらうことができ、
ワークライフバランスを正しい状態にすることができます。

時給アップの材料になる

まさに今回のテーマに当たります。
当初想定している作業とは異なり、
新しく増えた分に対しては、
時給アップを交渉する貴重な材料になります。

自分の作業の振り返りをすることができる

自分がどんな仕事をしていたのか、時間が経つと忘れてしまいます。
そこでここに記載してもらえれば、自分で記録を取る必要はありません。
次の転職を考えている方は、
自分のキャリア、スキルの棚卸も兼ねることができます。

書いてもらうデメリット

面倒くさい

自分が何をやっているのか、
何を頼まれているか改めて振り返る必要があります。
はっきり言って面倒といえば面倒です。

やり取りが必要

せっかく振り返った内容を派遣の営業担当者に伝えても、
うまく伝わらないことがあります。

そのときは、
「こういう風に書いてもらえませんか」
と 自分で テンプレートを書いて渡してみましょう。
営業担当も忙しいのでそのまま掲載されることもあります。

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まとめ 業務内容そして自分を見直そう

【放置していない?】時給アップの根拠を作る就業条件明示書の使い方

いかがでしたでしょうか?
私もそうでしたが、契約書とはなんとなく難しくてとっつきにくくて、
もらったらもらったまま、そのまま放置していました。

しかし、友達に言われて気が付きました。
これは、放置するのではなく、
作業に応じて内容を見直すもの。
有効に使うものだと気が付きました。

繰り返しになりますが、
業務が増える→業務内容を追記→それをもとに時給交渉→時給アップ可能に

という流れが生まれる可能性があります。

せっかく頑張って働いているのですから、
就業条件明示書の内容を正しく記載し、
正しいお給料をもらうことは、当然の権利だと思います。

私も人のことを言えませんが、
面倒くさがらずに地道に行動することが、
結局、自分を助けることにつながります。
ぜひとも正直に声を上げてみてください。

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